AQA PROJECT
九州大学美学美術史研究室
とはすかたり
鈴木淳×AQAプロジェクト
―学舎の肖像―
Portraits Speak: Kyushu University
with Atsushi Suzuki
Curated by AQA project
会期は終了しました。沢山のご来場ありがとうございました。
Information
2019.9.14(土) ー 2019.10.9(水)
九州大学箱崎キャンパス
旧工学部本館1階
入場無料
開館時間║10:00~17:00
休館日 ║9月21日(土)22日(日)、28日(土)29日(日)
主催║九州大学文書館、九州大学総合研究博物館、
AQAプロジェクト
共催║九州大学文学部、文学部歴史編纂室
協力║平成29-30年度QRプロジェクト人社系アジア研究
活性化重点支援「九州大学人社系研究拠点形成の
ための記録・保存・展示」
展示企画構成║鈴木淳、九州大学AQAプロジェクト
(実行委員長 田中優奈)
本展は対話や語り、肖像をテーマとした展覧会です。展示されるのは文学部の歴代教授の肖像画や、現在九州大学に在籍している先生方へのインタビュー映像、その先生方がインタビュー映像の中で紹介する思い出の品々です。さらに、そこに現代美術家鈴木淳氏による、肖像画をはじめとした物言わぬモノにインタビューする映像作品が加わります。
「とはすかたり」とは、問われていないのに語ること・ひとりごとを意味します。誰もいなくても映像の中の先生方は語り続け、思い出の品は時として持ち主の肖像ともなり、問いかけられた肖像画は沈黙していながらも雄弁に語ります。私たちは普段特に意識することもなく言葉を発し対話していますが、これらの展示作品は、いずれもそのような対話や言葉について、一度立ち止まって考える新たな視点を与えてくれることと思います。
※会期は終了しました
Event
オープニングイベント
日時║2019年9月14日[土]
会場║九州大学箱崎キャンパス 旧工学部本館1階 大講義室
内容║関係者・来賓挨拶、ワークショップ、アーティストトーク、レセプション
入場無料、どなたでも参加できます
(※レセプションのみ参加費はカンパ制となっております。ご同意いただける場合は大人1000円、学生500円お支払いいただけますと幸いです)
13:00- 鈴木淳によるワークショップ(※)
15:00- アーティストトーク
17:30- レセプション
ワークショップでは、ご応募いただいた方に、各自の思い出の品にインタビューしていただきます。インタビューの様子は撮影し、映像作品として展示します。応募方法につきましては以下の詳細をよくご確認のうえふるってご応募下さい。また、イベントの観覧につきましては、事前の応募等不要ですので、お気軽にお立ち寄りください。
※ワークショップに参加ご希望の方は、
9月10日までにメールアドレスaqaproject@gmail.com宛に
以下の情報を併記してご連絡ください。(先着順、定員5名)
なお、定員に達し次第締め切らせていただきます。
ご了承ください。
1参加される方のお名前
(中学生以下の場合は保護者の方のお名前もあわせてご連絡ください)
2連絡可能なメールアドレス
3連絡可能な電話番号
4持参されたい物
また、事前受付による参加希望者が定員に達していない場合、当日のご参加も先着順で受け付けます。ご希望の方は当日12:30に旧工学部本館1階大講義室にお集まりください。
ギャラリートーク
日時║2019年10月6日[日]
13:00- / 15:00-(計2回)
会場║九州大学箱崎キャンパス 旧工学部本館1階 旧同窓室
内容║学生による作品解説
入場無料
Artist
鈴木淳
現代美術家。1962年、北九州市生まれ。1987年熊本大学理学部生物学科卒業。
その後、絵画制作を行うも、1994年、
第6回CASKサマースクールへの参加を
転機に、現代美術家として多種多様な表現活動を展開。日常の出来事を切り取った映像作品や、ある空間に異質な既製品を設置するなど、鑑賞者に多様な解釈を促す作品を多数制作している。
2009年「ただいまー九大生AQAプロジェクトによるアジア現代美術展」ギャラリーアートリエ、福岡
2011年「写真新世紀展2011」東京都写真美術館、東京
2012年 個展「なにもない、ということもない」福岡市美術館、福岡
2012年「パリに笑壺を運ぶ」 パリ日本文化会館、パリ
2013年「福岡現代美術クロニクル1970−2000」福岡県立美術館・福岡市美術館、福岡
2014年「WATAGATA ARTS FESTIVAL 2014 ART+PASS+PORT」SPACE DOT、釜山
2017年「対馬アートファンタジア2017」半井桃水館、対馬(長崎)
2017年「誉のくまもと展」熊本市現代美術館、熊本
2018年「ちっごびより」九州芸文館、筑後(福岡)
2018年「糸島芸農2018」第2レジデンスハウス・稲荷山、糸島(福岡)
AQA Project
「AQAプロジェクト」は、九州大学文学部美学美術史研究室でミュージアムマネジメントを学ぶ学生たちによって、2006年に組織されました。
AQAプロジェクトの"Q"はQ大=九大を、ふたつの"A"はAsian Art=アジア美術を表します。さらに、"アクア"は水を意味する言葉でもあります。あまねく生命の源である水は、悠久の時の流れの中で人々の命を繋ぎ支え、文化的な発展の土壌を形成してきました。一滴の水が川となり、やがて大河となって海へ流れ、大地を豊かにするように、AQAプロジェクトの活動が、大学を社会に開き、豊かな創造性を育むようにという願いが込められています。プロジェクトでは、学生が展示・研究・教育普及・広報といった美術館の諸活動を実践的に学びながら、大学で得た知識を地域社会に還元することで、大学と社会との新しい関係を築くことを目指してきました。
プロジェクトは、2006年度の『マドンナたちのフィリピン―女性・キリスト教・多層文化―』展企画構成(福岡アジア美術館)に始まり、活動3年目までは福岡の美術館や図書館と連携した鑑賞サポートプログラム等の実施を主に行ってきました。4年目以降は、アジア各国と地元福岡の若手作家を取りあげた展覧会を開催することを主な活動とし、2009年度『ただいま―九大生AQAプロジェクトによるアジア現代美術展』や2012年度『九大生AQAプロジェクトによる現代美術展 「わたしの街の知らないところ ―シンガポールと日本」』などを企画してきました。
そして昨年度は、九州大学伊都キャンパスの椎木講堂ギャラリーで、「文学部」「語り」「肖像」をめぐる展覧会、『とはすかたり ー文学部の肖像ー』を開催しました。現在、AQAプロジェクトは、九州大学に所蔵されている作品の継続的な調査・整理・展示公開を通して、大学と美術との関わりについても考察しています。
九州大学文学部美学美術史研究室 AQAプロジェクト ウェブサイト